田舎暮らしで最も大きな懸念は、仕事。
テレワーク(リモートワーク)で今と変わらず続けられる人、今の会社に通える距離に移住する人や、資産家で使えるお金が沢山あれば何ら問題ありません。
でも、田舎で暮らすとなると大半の人は今の仕事は辞める・手放す、ことになるでしょう。
サラリーマンなら会社を、フリーランスならクライアントを、自営業ならお店・工場・農場など、今まで時間と労力とお金をかけ築き上げた有形無形の資産を手放して、あらたな仕事を探さなければなりません。
今まで築いてきたものを手放すことだけでも相当カロリー使います。さらに新しく仕事を見つけるのは大変です、が、いくらあお金がかからないと言われる田舎暮らしでも、ある程度の現金収入がなあければ、移住どころか移動さえも出来ません。食べることも出来ません。
移住者にとってもっとも手っ取り早く稼ぐ方法は、現地(地方)で仕事を見つけることです。労働人口が激減している地方では案外求人はあるものです。
でも、せっかく田舎暮らしをするのに、また会社通いで今までと同じ生活パターンなのはちょっと違う、と感じる人は「ネットで稼ぐ」ことを考えましょう。
田舎暮らしでネットで稼げる仕事

先ずは、田舎暮らしをしながらネットで稼げる仕事を紹介します。
田舎暮らしの仕事:ネットで稼ぐ『webライター』
もっともイージーなのがwebライターです。
webライターは、インターネット上に配信される記事を執筆するのが仕事で、自分の得意な(好きな)ジャンルの記事を執筆し報酬をもらいます。
無論、全てネット上で完結します。
仕事はクラウドソーシングサイトで沢山見つかります。
◎おすすめのクラウドソーシングサイト
・ライターとしてのスキルがある人、文章を書くのが得意(好き)な人は、クラウドソーシングサイトに登録すれば、初心者でもチャレンジ案件も豊富にあり、間違いなく確実に報酬を得ることが出来ます。
但し、単価は安く更に支払いの際にシステム手数料(20%程度)を引かれてしまうので、この仕事だけで生活費を稼ぐにはそれなりの数の案件をこなすことになります。
田舎暮らしの仕事:ネットで稼ぐ『ブロガー・ユーチューバー』
自分のサイトに広告を配し、そこから収入を得ることを仕事にしているのがブロガーです。ユーチューバーも同じで、自分のyoutubeチャンネルの動画に広告を配することで収入を得ています。
パソコン一つで、いつでも・どこでも仕事が出来るので、海外を移動(旅行)しながら仕事する「海外ノマド」なる人たちも存在します。
広告が表示される、または、クリックされることで報酬が発生するケースと、成果報酬型(広告からユーザーが実際に商品を購入することによって報酬が支払われる)という仕組みがありますが、いずれも、ユーザーを膨大に集客しなければ(たくさんの人に見てもらわなければ)稼ぐことは出来ません。
人気のブロガー(アフィリエイター)になれば月商で100万〜1,000万の収益を得ているようです。しかも、そのノウハウを公開(コンサル)していますから、どんどん参入する人が増えています、が、純粋にブログだけで食べていけている人は、ほんの一握りです。
田舎暮らしの仕事:ネットで稼ぐ『動画販売・写真販売』
移住者の収入源として、案外多いのは、動画販売・写真販売の仕事です。
美しい風景や食文化など、田舎に住んでいるからこそ撮影できる動画や写真を販売して収益をあげるわけですが、一昔前までは、テレビ局や出版社等メディアに売り込んで買ってもらっていましたが、今は、ブログやYoutubeの素材として販売し利益を上げるのが一般的です。
ジャンルは多岐に渡り、ありとあらゆる素材がネット上で売買されています。
素人が撮ったような素材にもニーズがあるので、初心者でも参入可能です。
動画販売や写真販売のプラットホームは沢山あり、ネット上で取引が完了しますので、どこにいても仕事が出来ます。
また、クラウドソーシングサイトでも、動画撮影依頼などの案件がありますので、そこをチェックすることで仕事を見つけることが可能です。
動画の仕事には「編集」の仕事もあります。
Youtubeを筆頭に動画業界は今後も伸びる可能性が高いので、映像系の技術があると安定して収入を得ることができそうです。
田舎暮らしの仕事:ネットで稼ぐ『webデザイナー』
webデザイナーもネット上のやり取りで完結するので、地方在住で受託対応可能な仕事です。
デザイナーの仕事はつい最近までアナログでした。
webのデザインでも紙に出力してのやり取りやクライアンに出向いての打ち合わせが普通でしたが、今では殆どweb上で完結するようになったので、とても効率の良い仕事です。
簡単なものから大きなサイト構築まで、様々な規模・ジャンルの仕事があります。
最近ではWordpressを使ったブログ構築やネットショップ(ECショップ)構築などの案件が多く、これからも安定して仕事をとりやすい仕事です。
webデザインの仕事も、前述したクラウドソーシングサイトを利用すれば自分に合った受注案件を探せます。
webウェブデザイナーの仕事は沢山あります。
簡単なページの作成で1件5000円から1万円前後、企業のホームページなどは15万円前後からが相場です。
スキルが高くデザイン力があれば年収1000万円以上稼げます。
田舎暮らしの仕事:ネットで稼ぐ『プログラマー』
今、そして、これから最も需要がある在宅ワークはプログラマーです。
プログラミングも、パソコンとインターネット環境さえあればどこでもできる仕事です。高収入も期待できることから、フリーの在宅ワーカーや海外在住者にも人気があります。
プログラマーの仕事も、クラウドソーシングで仕事を探すことができますが、おすすめは、エンジニアやプログラマー専用の「転職サイト」で探すという手法です。
エンジニアやプログラマーは今引っ張りだこですので、専用の「転職サイト」が多数あります。
その中には、在宅勤務やリモートワークを認めている企業も少なく有りません。
田舎に暮らしてプログラマーとして働きたい人は、転職サイトで在宅勤務やリモートワークの案件を探すのがおすすめです。
◎おすすめのプログラマー専用転職サイト
- レバレジーズテック(Web系のエンジニア、クリエイターに特化した転職支援サービス)
基本的にクラウドソーシングサイトは単発案件ですが、在宅勤務・リモートワークであれば、企業に正社員(または契約社員)として登録されることになるので収入が安定します。
プログラマーとして一般企業に所属しリモートワークする場合は、年収400万円から600万円前後と言われています。(無論もっと高年収の企業もあります。)
フリーランスだと1000万円を越える方も多い業界です。
いずれにせよ、プログラマーとして仕事に得るには、高いスキルと相応のキャリアが必要です。
田舎暮らしの仕事:ネットで稼ぐ『物販(通販)』
自らが開発した(作った)商品や仕入れた商品をネットで販売する仕事です。
自分でECサイトを構築したり、オークションサイトの「ヤフオク」や「メルカリ」、または「楽天」「ヤフー」「アマゾン」、さらにはハンドメイド系の「クリーマ」「イイチ」「ミンネ」などなど、販売するためのプラットフォームは色々あります。
人気の海外ブランドを安く仕入れることが出来れば、「バイマ」を使って自ら販売するのがおすすめです。
「バイマ」は注文が入ってから商品を仕入れればいいので、在庫を抱えて損をすることもありません。
それぞれに特有のノウハウが必要ですが、ネット上にもそのマニュアルは沢山出ているので、誰でも参入可能。それゆえに競争も激しいので商品開発(商品探し)が重要になります。
商品づくりや商品選びのセンスがある人にとっては、楽しくできる仕事ですので面白いと思います。その商品がヒットすればかなり稼げるようにもなるでしょう。
特に女性におすすめです。
どこに移住してもネットで稼げるスキルを身につける

上記で紹介した仕事は、いずれも参入は簡単ですが、それだけで生活できるレベルで稼ぐ為には、相応のスキルが必要です。
どこにいても稼ぐことが出来るスキルを身につければ、地方に移住して田舎で暮らすことが一気に現実的になります。
今の自分のスキルを鑑みて、今後の仕事の幅を広げ、どこにいても稼げるようにするために、新たなスキルを身につける自己投資をしましょう。
自己投資に早すぎる・遅すぎるはありません。自己投資しなければ、今の自分は今のまま何も変わらないのです。
自己投資の方法は様々ありますが、一番手っ取り早いのは、通信教育で自分が必要なスキルの講座を受講することです。
webデザインやプログラミングのスキルを身につける
今、そしてこれからの時代、就職や転職にも有利なことから、webデザイン系やプログラミング系のスキルが身につくビジネススクールが沢山あります
その中から、海外でのリモートワークを視野に入れた場合に都合の良いカリキュラムが有り、オンライン受講が可能なスクールを探してみました。
◎おすすめのwebデザインやプログラミング系のビジネススクール
Web系のデザイン(プログラミング)は独学では無理(限界)がありますから、無駄な抵抗はせずに初めからビジネススクールで学ぶほうが賢明です。
なお、ブロガーやユーチューバーになるためのノウハウや、ネット通販(物販)ビジネスのノウハウは、ネットで検索すると沢山出てきますので、自分のスキルに応じて参照してみてください。また、それらのコンサル機会も沢山存在しますので、もし信用するに値するような人であれば試しに受けてみるのも良いかもしれません。
田舎暮らしの仕事について

今までのキャリアにプラスして新しいスキルを身につけることは、これから生きていく上でとても役に立ちます。
今後どこでも生きて行くことが可能になるのです。
もし、既に経験して少しでもスキルがある方は有利です。全くの初心者でも恐れずに即チャレンジしましょう。何事もやってみて初めてわかることがあるのです。今のうちに手馴れておきましょう。
移住先を、仕事有りきで選ぶのはナンセンス。気に入った場所、気に入った物件があったら、どんな移住先でもやれる仕事を身につけておくというのが、これからの時代のワークスタイルでありライフスタイルです。