長く放置され社会問題にもなっている地方の空き家。あまりにも酷い状態のものは「古民家」とは区分して、「築古物件」「ボロ家物件」と呼ばれ、激安または無料で取引されています。
そんな激安または無料の「築古物件」「ボロ家物件」をリノベーションして再生させ、販売または賃貸する新発想の不動産投資『空き家再生ビジネス』について解説します。
築古のボロ家をリノベーションする空き家不動産投資のススメ

築古にボロ家の「空き家」は、日本全国に沢山存在しています。売却物件として流通しているのはその一部にすぎませんが、今そんな激安物件が大人気です。
地方に移住して田舎暮らしをする個人が、住まいとしてとして購入しリノベーションするケースが殆どですが、一方では事業用・投資用に購入しリノベーションして販売する業者や個人も少なからず存在します。
この空き家再生ビジネスは、これからももっと増えるであろう空き家の対策と地方移住の需要に応えるもので、将来有望、そして社会的にも意義あるビジネスです。
長年放置していた見栄えも悪い物件に引き取り手が現れ、さらにはキレイにリノベーションし移住定住者が住まうことになる。家も地域も再生されることで、家主やその地域にとってはとてもありがたい話なのです。

空き家再生ビジネスは田舎暮らしの仕事にオススメ!な理由
この空き家再生ビジネスは、地方に移住して田舎暮らしをしている人にこそオススメの仕事でありビジネスモデルです。
理由は、現地で物件を自分の目で見て仕入れられること、そして物件の管理も自分の目の届く範囲にあることです。
激安で投資に適する築古物件やボロ家物件は、不動産の流通市場(情報)に載るのはごく僅か。それはもう早いもの勝ちなので、流通に載る前に現地にいて現地で仕入れられるのは最大の強みとなります。
日常的に空き家を探し直接家主に交渉して仕入れることが可能なのは非常に有利。交渉次第では激安どころかただ(0円)の物件も少なくありません。
また、仕入れた後のリノベーション工事も現地にいれば都度コントロールしやすいし、販売する際にも地元なので地域の魅力をリアルに訴求できるのも有利。また、賃貸する場合でも管理しやすい距離にあるのは大きなメリットになります。
空き家再生ビジネスの始め方

特に資格もスキルも要りません。
築古物件、ボロ家物件の売買は現地の不動産屋に仲介してもらうか、場合によっては個人間でも可能です。リノベーション工事も専門家に委託すればOK。近隣の業者に委託するのが最も安価に仕上がるし、今後このスキームで何軒も増やすことになるので、地元の同じ業者にお願いし良い関係を築いていくのが良いでしょう。
※リフォーム・リノベーション会社を探すなら【タウンライフリフォーム】をご利用ください。物件近くの業者を審査してから紹介してくれれるサービス(無料)です。
資格もスキルも不要ですが、このビジネスの基本は不動産ビジネスです。独自の慣習や規制、ルールがありますので基本的なことは勉強しておきましょう。
この一冊をかるく読んでいく程度でOKです。
なお、不動産投資の分野はお金(資金)に余裕がある人の安定した運用手段と思われがちですが、最近では早期リタイアを目指す若い人からも注目され参入者が増えています。
各地で様々なセミナーが開催されていますが、セミナーに参加のはハードルが高いという方におすすめの、ライフプラン診断サービスがあります。無料ですので試してみると面白いです。WEBで診断するとあなたにおすすめの投資資料が送られてきますのでそれで不動産投資を勉強すると良いでしょう。
空き家再生ビジネス成功のコツ

空き家再生ビジネスは、家主やその地域にも喜ばれるソーシャルビジネスです。
でも、売れるようリノベーションして買ってもらえなければ(借りてもらわなければ)価値が無いし、シッカリと利益を得られなければ(稼がなければ)意味がありません。
成功のコツは、「出来るだけ安く仕入れて、出来るだけ高く売ること。」です。
しかし、このビジネス、そもそもが、築古のボロ家。安くても売れない、借りてもらえなかった物件です。ただ(0円)でも引き取り手がいなかった物件です。安く仕入れるということに関しては限界があるので、物件の立地や状態の見極めと、どんな魅力付け、付加価値を付けるか、リノベーションプランが成功のポイントになります。
安いから売れるものではありません。買う人にとって(借りる人にとって)魅力があれば高くても売れる(借りる)し、魅力がなければどんなに安くても買いません(借りてもらえません)。
地方移住者の殆どは、永住の地としての住まいを探しています。格安な物件を探しリノベーションすることを前提に探しています。なので、リノベーション済み物件であれば安普請な物件は買いません。
一方、別荘(セカンドハウス)として、または一時的な住まいとして、賃貸を望んでいる人は都心の物件よりも住み心地が良くて賃料が安いことが望みます。
意外性のある立地の物件を、思い切ってリノベーションすることこそが成功の鍵です。建物が、または内装が、話題になるような魅力ある物件に再生しましょう。
そもそもが激安で仕入れた築古物件、ボロ家物件です。多少お金をかけても投資効率は極めて優良なはず。さらに、リノベーションを自分(自分と仲間達)でやれれば、圧倒的にコストが低減するので、投資効率は飛躍的に高まります。
古民家再生ビジネスは一般的な不動産ビジネス、不動産投資ビジネスとは多少異なります。不動産経験者よりもマーケティングスキルの高い人と土木工事経験者でチームを組めば、最強のビジネスになるでしょう。