以前、正しい雑草駆除に関して解説しましたが、田舎において雑草は駆除というよりも”刈る”ものです。
雑草を農薬(除草剤)で根本的に駆除してしまうと、土壌を悪くする=生態系を破壊し、ひいては地盤沈下など地形を壊すことにもつながるので基本的には雑草は「草刈り」で対処します。
特に、畑や田んぼの畦道など、農作物を植えている場所では除草剤を避けて「草刈り」をするのです。
田舎では、地域毎に日時と場所を決めて、全世帯の男性が集合し一斉に草刈りをするケースもあります。
そんな、田舎暮らしの必須スキル「草刈り」について解説します。
初心者におすすめの草刈り機と正しい使い方
草刈り、刈払い、芝刈りとも言います。地域によって呼び方があるようです。
草刈り、その範囲や地形そして頻度にもよりますが、それほど苦ではありません。むしろ楽しいです。
何故なら、機械を使うからです。
草刈り機、刈払い機、芝刈り機と呼ばれるのは、エンジン式の草刈り専用の機械です。
都会暮らしではお目にかかることはありませんが、エンジン式草刈機は、田舎では一家に一台。暮らしに必須のアイテムです。
手作業での草刈りには限界があります。庭や家庭菜園など極めて狭い範囲の雑草であれば、手作業でも可能だし、手作業で根こそぎ駆除するほうが良いでしょう。
けれども、広い範囲に及ぶ雑草であれば「エンジン式の草刈り機」があるととても楽です。
というか、エンジン式の草刈り機がない時代のことを考えると気が遠くなる、それくらい便利なもの、なくてはならないものです。
エンジン式草刈り機の使い方
エンジン式草刈り機は、ガソリンなどの燃料を入れて使用します。
鋭利な刃物やワイヤーを高速で回転させるとても危ない機械です。
とにかく扱いは慎重に行ってください。
使い方自体は難しくありません。慣れれば簡単です。
でも慣れると扱いが雑になるので危険です、とにかく安全第一で使いましょう。
草刈り機の使い方:参考動画
草刈機で多いトラブルは、エンジンがかからない、そんな時がわりと頻繁にあります。
結構時間がかかり体力と同時に気力も削ぐので、あらかじめ対処法を覚えておきましょう。
草刈り機のエンジントラブル対処法:参考動画
エンジン式草刈り機のおすすめ機種
エンジン式の草刈機には「4サイクル」と「2サイクル」の2種類が存在します。
4サイクルエンジン式は、燃費が良く、パワーがあるのが特徴で、2サイクルエンジン式は、重量が軽く、扱いやすいのが特徴です。
値段も2サイクルのほうが安価です。
ベテランの人は4サイクルを持っています。
たぶん4サイクルのほうが効率良いのだと思います。
でも、大抵の人は2サイクルです。初心者であれば尚更2サイクルで十分です。

一般的なエンジン式草刈機の刃は「チップソー」という丸い円盤状のノコギリですが、ナイロンコードを回転させて草を刈り取るタイプのものもあります。
実はこちらのほうが綺麗に細かく刈れるので特に初心者の方にはオススメです。
コンクリートや岩などに当たっても火花が散ったり、刃が欠けたりしにくいので安全ですが、とても細かく草を刈るので、それが飛び散って汚れるのが難点です。

充電式のもあるようです。軽量で取り扱いやすく、とても静かだそうです。
エンジン式の草刈機は基本ウルサイので静かなのは魅力です。
草刈り機の使用上の注意
田舎暮らしに無くてはならないエンジン式の草刈りですが使い方を誤ると大怪我、大事故を招きます。
とにかく回転中の刃に近づくのはとても危険です。
からまった草を取り除くときは必ずエンジンストップしてから行いましょう。
また、作業中は石や枝などが跳ねてケガをしたり、物を壊したりするので、その予防のため、作業前には障害物の有無を確認してください。
さらに、保護メガネ・防振手袋などを着用し、飛来物から身を守ることを心がけてください。
特に目の保護はマストです。


なお、どんなにパワーのある草刈機でも、樹木の伐採や間伐には使用しないでください。
上向きに使うと燃料が漏れ出す危険性もあります。
伐採や間伐には専門の道具が必要です。
また、高所作業になりますので、専門業者に依頼するのが賢明です。
以下のサービスでお近くの専門業者を紹介してもらえます。
草刈りもお願いできます。
いずれも紹介・キャンセル無料なので覚えておくと便利です。