はじめての古民家リノベーション④専門工事編【重要!】

古民家リノベーション

今まで空き家だった古民家を購入または賃貸し暮らし始めるためには、様々な改修・改装工事が必要です。

DIY〜セルフビルドでやれる工事もありますが、必ず”専門業者”に頼むことになる工事(専門工事)があります。

新築工事、リフォーム工事、リノベーション工事、いずれにおいても関係する専門工事について解説します。

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はじめての古民家リノベーション④専門工事編【重要!】

はじめての古民家リノベーション④専門工事編【重要!】

専門工事は、これから暮らしていくためにとても重要なインフラ系の工事です。

古民家のリフォーム工事、リノベーション工事の場合は、物件の程度、リフォーム~リノベーションの範囲によって、どの程度の工事が必要か、どの程度費用がかかるのか、が変わってきますので、必ず事前に確認しておく必要があります。

専門業者に頼むということは、専門業者でなければ出来ない難しい工事であるために、結構な費用が発生します。また、専門業者は指定業者(独占企業)だったりするので、複数社から見積もりをもらって比較することも出来ません。要は言い値で依頼するしかないのです。

専門工事についても、建築家(設計事務所)や工務店などリフォーム・リノベーションをお願いする会社に一括して発注すれば、その会社経由で専門業者に発注することになりますが、古民家物件に慣れている会社じゃないと見落とすケースがあるので発注する際には見積もりに含めるよう依頼してください。なかには対応してもらえない(別途個別に発注することになる)場合もあることも留意ください。

◎専門工事も一括してお願いするなら、物件近くの業者が安心です。物件近くの業者を審査してから紹介してくれれるサービス(無料)【タウンライフリフォーム】または【リショップナビをご利用ください。

専門工事その1:基礎工事

専門工事その1:基礎工事

古民家リノベーションの殆どのケースでは”基礎”(家の土台)は既存のものを活かしますので、その場合は基礎工事不要ですが、増築・移築する場合は基礎工事が必要です。※再建築不可の物件もありますので増築・移築の場合は事前にご確認ください。

基礎工事は正確には専門工事ではありません。セルフビルドでも可能ですが、型枠などを持っている業者さんの方が手際よくできるし、建物を支えるための土台となる重要工事ですから、設計図(基礎図面)を基に専門業者に施工を依頼することをお勧めします。

専門工事その2:屋根工事

専門工事その2:屋根工事

こちらもセルフビルドでやる人もいますが、高所で危険作業であるため、手馴れた屋根工事の専門業者に依頼するのが良いでしょう。

また、現在のような耐震基準などが無かった時代の屋根は、構造自体が十分でないものもあり、耐震や台風対策のための工事が必要な場合も少なくありません。

瓦を全て取り替えて屋根工事するとなるとその費用はかなりの額になります。家の規模によりますが小さな家でも200万、通常の平屋なら500~600万位はかかります。特殊な瓦を使う場合はもっとかかるでしょう。

でも屋根は、木造建築の中で最も大事な部分と言われ、見た目は勿論ですが風雨や光をコントロールする重要な役割を担っていますのでケチらないほうが賢明です。

屋根は案外そのままにしがちですが、災害時には大きなリスクとなります。少なくとも大きな雨漏り跡がある物件は絶対に葺き替えるべきです。屋根の具体はどうか、工事をすべきかどうか、必ず専門家に診てもらうようにしてください。(購入前に確認するのが賢明です)

専門工事その3:給排水工事

専門工事その3:給排水工事

水道(給水管・排水管)がきていない物件も少なくありません。また、トイレが水洗式ではなく汲み取り式の物件もまだ沢山あります。

その場合は新たに「給水管引込み工事」「屋内配管工事」等を依頼します。それら工事は有資格者の施工もしくは管理が必要となるため、市町村の認可を受けた業者(指定給水装置工事事業者)しか出来ません。

公設の上下水道につながる水道管の新設および引き直し、撤去など、全て指定業者しか施工してはいけないことになっているので、セルフビルド(DIY)ではできません

水道がきていない古民家物件は「井戸水」または「湧き水」を利用していたことが考えられます。そのまま使えるケースもありますが飲料水として利用する場合は検査することをお勧めします。※「井戸」の再生と検査に関しては以下の記事をご参照ください。

参考記事

「井戸水」や「湧き水」を生活に利用したいという人もいるかと思いますが、その場合の配管は水道水とは別にする必要があります。※水道法第16条で給水管に水道以外の設備と直接接合することは禁止されています。

井戸水を使うための配管工事については敷地内で且つ別の配管なのでDIYでも不可能ではありませんが、専門技術は勿論ですが専用の工具が必要となりますので、業者さんに頼んだ方が良いでしょう。

専門工事その4:ガス工事

専門工事その4:ガス工事

ガス工事も全てを専門業者に依頼しなければなりません。

配管工事はもちろん、単にゴムのホースを接続するだけのことでも専門家がやらないと開栓してもらえませんので手をつけないほうが賢明です。

地方(田舎暮らし)の場合はプロパンガスになると思います。町には必ず何軒かのプロパンガス屋さんがあり、地域によってはテリトリーがある場合もあります。

なお、配管設置など工事費用は無料(今後使い続けるガス代で相殺)のケースが殆どですが、早期に引っ越す(ガス解約する)ことになると配管工事の分を請求されますので契約時には必ずご確認ください。

専門工事その5:電気工事

専門工事その5:電気工事

電気が通っていない土地に電気を引き込む場合は、一番近くにある電柱からの距離で費用が決まります。この工事は管轄の電力会社にお願いすることになります。

電気工事は専門の資格を持つ電気工事業者にお願いすれば、電力会社への連絡・手配から、屋内外の配線など全てやってもらえます。

古民家だと布で巻かれた細い配線が使われていることが多く、その配線をそのまま使うと燃える危険性があります。配線は全て新しいものに交換したほうが良いでしょう。

それと、案外盲点なのはテレビのアンテナです。

私が移住した家では地上波が入りませんでした。あきらめてBSしか観ないようにしましたが、地上波放送を見るためにはアンテナを家から離れた場所に支柱を立て設置する必要がある場合もあります。電波の入り具合など、電気工事のタイミングで確認してもらうと良いでしょう。

専門工事・まとめ(確認)

以上、いずれも暮らしに必要不可欠な工事なのですが、古民家リノベーションというとどうしても外装や内装そして設備にばかりに気を取られ、それら重要工事については後回しになりがちです。

見た目も大事ですが、基本インフラに難があると住み心地が悪くなるし、何よりも結構な費用が発生します。

しっかりと事前に確認し住む前に全てを整えるようにしましょう。

古民家リノベーション
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