スマホ依存・スマホ中毒から脱したい大人の傾向と対策

脱スマホ今更聞けない事典
この記事は約3分で読めます。

加速度的にスマホを普及させたAppleの創業者、ご存知スティーブ・ジョブズは、なんと、自分の子供にipadもiphoneも使わせないという。また、シリコンバレーの名だたるIT企業の幹部の多くも同様の制限を設けているそうだ。

スマホを開発した彼らは、スマホには子供はもちろん大人をも依存させてしまう何かが仕込まれていて、それが人間の健康や生活に悪い影響を与えることを知っているからだ。

スマホ依存〜いつでもどこでも肌身離さずスマホを持ち歩き頻繁に覗くという行為は、新時代の依存症・行動嗜癖というらしい。

行動嗜癖(こうどうしへき)〜behavioral addictionとは、 有害な結果にもかかわらず、報酬刺激に対しての強迫的関与を特徴とする脳障害で、精神作用物質ではなく、ある特定の行動や一連の行動プロセスを依存対象とする依存症のことをいう。

スマホ依存は病気なのだ。

スマホ依存対策は簡単、スマホを遠ざけスマホを見ない・見れないようにすれば良い、ひいてはスマホを使わなければ良い、、という人もいるが、言うほど簡単ではないし、悪いのはスマホではない。

我々が頻繁にスマホを見ている・使っている理由は、ほとんどSNSやメールのチェック。つまり、諸悪の根源はSNSやメールの存在とその存在を気にしすぎる自分自身に他ならない。

SNSやメールのアプリを削除すれば、今ほどスマホを見ることはなくなるのは明確だ。

SNSやメールチェックするたびに脳はリセットされる、つまり集中力が途切れてしまい、そのために中断した作業に集中力が戻るまで25分かかると言われている。

もし20回チェックしたら8時間は無駄に損をしていることになる。

もはや我々の生活は(仕事でもプライベートでも)、SNSやメール無しでは成立しない。SNSやメールを使うためにはスマホが必要。では、我々はどうやってスマホ依存〜行動嗜癖という現代の依存症を対策し克服していけば良いのだろうか?

大人のスマホ依存〜行動嗜癖への対応策

SNSやメールチェックが時間の無駄であり、他の大事なことが疎かになる(時間が取れなくなる)ことも問題ではあるが、それ以上に中毒になる〜脳が支配され心も行動もコントロールされてしまうことが恐怖である。

勉強や仕事が手に付かない、家事や子育てができない、家庭崩壊、自殺や犯罪等に至ることもあるゆえに、スマホ依存〜行動嗜癖は深刻な問題となっている。

その現実の重大さと対応策を説いた本がある。

▼僕らはそれに抵抗できない「依存症ビジネス」のつくられかた

僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた | アダム・オルター, 上原 裕美子 |本 | 通販 | Amazon
Amazonでアダム・オルター, 上原 裕美子の僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた。アマゾンならポイント還元本が多数。アダム・オルター, 上原 裕美子作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかたもアマゾン配送商品なら通常配送無料。

▼スマホ脳

スマホ脳 (新潮新書) | アンデシュ・ハンセン, 久山 葉子 |本 | 通販 | Amazon
Amazonでアンデシュ・ハンセン, 久山 葉子のスマホ脳 (新潮新書)。アマゾンならポイント還元本が多数。アンデシュ・ハンセン, 久山 葉子作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。またスマホ脳 (新潮新書)もアマゾン配送商品なら通常配送無料。

この2冊を読めば依存から脱却できる=バカにならず済むはずだ。

それでもスマホ依存から抜け出せなければ、いよいよ病気(行動嗜癖)であることを疑った方が良い。

とはいえ、日本に専門機関は未だない。あるのはアルコール・薬物依存症だけだ。文部省が「行動嗜癖」の理解のための啓発資料を発行しているようだが、あまりに稚拙で読むだけ無駄で悲しくなる。

自力で治すしかない。

先ずは、今すぐ、SNSやメールそしてスマホの設定を出来るだけ自分が反応しずらいように、通知設定などをカスタマイズすること。つまり、今までとは逆、不便な設定にするのだ。

思い切って不便なガラケーにするのも有効かもしれない。とにかく、自分の行動を見直し自分自身の強い意思で改めるしかない。

タイトルとURLをコピーしました