はじめての古民家リノベーション②解体編

古民家リノベーション

移住者の受け入れ体制がしっかりしている町では、そのまま住めるようキレイにリフォームされた物件も増えていますが、ほとんどの古民家物件は劣化している箇所があることは勿論、前の住民の暮らしがそのまま残っていたりして直ぐに住める状態ではありません。汚れや傷みが酷い箇所はリフォームが必要となるのでその分格安(激安)です。

リフォームより大掛かりに改装すること=リノベーションが前提であれば、一部の梁や柱だけを残してすべて壊します(解体します)ので、汚れや傷みなど一切気にすることはありません。

安く買って(または借りて)好きなように、且つ、資産価値ゼロだったものを価値ある物件にリノベーションする、これが田舎暮しの最初の楽しみであり大仕事。そのスタートとなるのが解体です。

古民家解体の作業は自ら解体する方法業者に頼む方法があります。

無論、解体は業者に頼むほうが早くて安全です。が、家を建てることは難しいですが壊すことは誰にでも出来るので、家を壊すという貴重な体験してみるもの良いと思います。解体を業者に頼むと結構な額になりますのでその節約にもなります。

何せ、とにかく壊せばいいのです。快感です。

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はじめての古民家リノベーション②解体編

はじめての古民家リノベーション②解体編

古民家の解体はリノベーションを始める儀式です。

その家の構造を知ることにもつながるので、その後のリノベーションやメンテナンス時に役立ちます。何より愛着が増しますので、出来れば自分たちでやることをオススメします。

古民家解体と廃材処理を自分たちでやる方法

先ずは、古民家の解体作業を自分たちでやる場合の手順です。以下の手順で手配可能なら是非チャレンジしましょう。

  1. 手伝ってくれるメンバーを集める(多ければ多いほど良い)
  2. 参加人数と日程を決める(参加人数によって日程は加減する)
  3. どこを壊すか計画する(壊す箇所、再利用したい物に印しを付ける)
  4. 人数分の道具と食べ物・飲み物を用意する(役割分担する)
  5. 解体する手順を確認する(壊す順番、残す箇所、再利用したい物の確認)
  6. お神酒と祈りを捧げ解体を始める(本格的にやる場合は地元の神社に依頼する)
  7. 廃材を区分して集積する(再利用したい古材は丁寧に扱う)
  8. 養生する(躯体は勿論廃材も剥き出しのままにしないこと)
  9. 参加者に謝礼を渡し解散(日当〜取っ払いが基本です)

家の解体はひとりでも不可能ではありませんが(家の規模によります)、安全上ひとりでやるのは止めましょう。

手伝ってもらえる家族や仲間を集めてください。現場全体を見張る安全担当や買い出し担当、食事担当など、解体以外の役割を担う人がいると現場作業はとても楽になります。

壊す範囲が広い場合や、高所の天井や壁を壊す際、重機(バックホー)があると格段にはかどります。ミニバックホーという小型のものでOK。操作も簡単。建設機械リース屋さんからレンタルできます。

レンタル料は1日5000~1万円程度。プラス、運搬費(距離によるので物件最寄りのリース屋を探す)がかかります。また、燃料(軽油)は自分で用意する必要があるので作業前にあらかじめスタンドで軽油を買って置く必要があります。

ちなみに、バックホーのような重機は「車両系建設機械運転技能講習終了証」という資格が必要と言われていますが、個人が私有地において使用する場合は必要ありません

運転操作はリース会社の人がひととおり教えてくれます。田舎暮しにおいては何かと使う機会が出てくるのでこの機会に慣れておくと良いでしょう。無論、重機を所有している人、重機の扱いに慣れた人に手伝ってもらえるとベターです。(田舎暮しではミニバックホーを所有している人が結構います。その人と仲良くしておくと良いでしょう。)

古民家解体に必要な装備

フツウは持っていないと思います。これらは今後の田舎暮らしに必要な道具でもありますのでこの機会に揃えておきましょう。

  • 安全靴
  • ヘルメット
  • マスク
  • 手袋
  • ハンマー
  • バール
  • ゴミ袋(ガラ袋)

ホームセンターで揃いますが、プロ御用達専門店「モノタロウ」を利用するとお得で便利す。

解体後の廃棄物処理

解体した後の廃棄物の処理も自分たちですることが可能です。

自分たち(家主や同居家族)で解体して発生した廃材については「一般廃棄物」扱いとなり、自分たちで処分場に搬入し処分することが出来ます。

処分場まで運ぶ手段は何でも良い(乗用車でも良い)のですが、積載量的に無理だし、汚れたり傷ついたりしますのでトラックをレンタルして運びましょう。最大積載量2トン未満なら普通免許でOKです。

尚、一般廃棄物の範囲や処分費用、処分場の場所等は、地域によって異なりますので、解体した物件住所の行政機関にお尋ねください。

廃材処理を業者に委託する場合は「建築廃材」扱いとなり処分方法が変わります。地域毎に指定業者が決められていますので、そちらも物件住所の行政機関にお問い合わせください。

古民家解体と廃材処理を業者に依頼する方法

古民家解体と廃材処理を業者に依頼する方法

解体は面白い、けれど危険が伴う作業です。中途半端になりそうでしたら最初から専門業者にお願いしましょう。また、廃材処理も厄介です。合わせてお願いしてしまいましょう。

業者に依頼する場合はこちら↓で無料で見積もり比較が出来ます。
>解体工事の無料一括見積なら最安値「解体無料見積ガイド」

独自の審査基準を設けそれにクリアした優良業者しか紹介しないので安心です。基本的に物件近くの業者が複数紹介されますが、物件の場所によっては選択肢が無い場合もあります。

いずれの業者に頼むにせよ、この手の見積もりはシロウトには判りにくいので、以下を事前に頭に入れておき不明点や不備があれば必ず発注前に確認するようにしましょう。

古民家解体を業者委託した場合の費用(相場)

古民家の解体を業者に頼んだ場合の相場は一般の住宅よりも少し高く1坪あたり3~5万円が目安となります。

【内訳】

  • 人件費:1万5,000円~2万円/人
  • 仮設工事(養生シート込み):500円~1,500円/㎡
  • 基礎解体:3,000円~6,000円/坪
  • 内装解体:5,000円~1万5,000円/坪
  • 屋根解体:1,000円~5,000円/㎡
  • 重機解体:3,000円~10,000円/坪
  • 樹木撤去:1万円~4万円/本
  • ブロック塀の解体:3,000円~5,000円/㎡
  • 廃棄物処理:6,000円~2万5,000円/㎡
  • 重機運搬:4万円~5万5,000円
  • 諸費用:5万円~10万円

物件の難易度によって大きく違ってきますし、地域や立地条件によって変わってきます。遠方僻地であればその分高くなります。無論、工事期間が長くなれば長くなるほど高くなります。

また、廃棄物の処理費用は、廃棄物の量は勿論種類でも異なり、その単価は地域によってかなり変わってきますので要注意です。

更に、それらとは別途、以下の費用が発生します。

業者によっては事前確認なしに、契約後工事が始まってから高額な費用を請求するケースもありますのでご注意ください。そうなるとどうしようもありませんので、必ず事前に確認してください。

家財の処分

基本的に解体工事を通して出た産業廃棄物に関しては、解体業者が責任を持って処分することになりますが、最初から家の中に残っていた家財や残置物がある場合は、その処分費用は別途かかります。※事前に買取業者に買い取ってもらったり、クリーンセンター(行政が運営するごみ処理施設)に持ち込むことで安く上がります。

アスベスト処理

古民家にはアスベストが含まれている場合があります。アスベストが含まれていることがわかった時点で、アスベストの除去工事が必要となりそれを待って解体しますので追加の作業代や工期延長で追加費用が発生します。

家屋以外の解体工事

古民家以外の解体撤去、例えば、納屋や車庫、庭、樹木等などの解体撤去費用は基本的に別料金です。見積もりに含まれているかを事前に確認ください。

隣家との距離が近い場合

隣家との距離が近い場合は、解体する際に飛散する破片やほこり、ゴミなどによる損壊や汚れを防ぐため、また、騒音防止のため十分な養生を設置することとなり追加費用が発生します。事前に確認しましょう。

重機が入れない場合

解体現場の前面の道路がとても狭い場合や隣家との距離が近いなど、何らかの理由で重機が解体現場に入れない場合は重機を使った解体工事を行うことができません。全てを手作業となることで費用が高くなることがあります。また、解体後に出る廃材運搬用のトラックが入れないとなると、現場から離れたところに駐車スペースを確保しなければならず、別途費用が発生します。

地中に障害物などがあった場合

瓦や木材、コンクリートや浄化槽、防空壕や岩、古井戸や廃材、その他のゴミや基礎など、何らかの障害物が地中にある場合は、その撤去作業で費用が別途発生します。基本的に家屋や建物を解体する際は、地中1m~1.5mに障害物などの不要なものが埋まっていないか確認するのが普通ですが、工事を進めていかないとわからない部分もあります。また、土壌汚染が発見される場合もあり、その場合は汚染土処理にかかる費用も負担する必要があります。※尚、土壌汚染が進行している土地に関しては、法律で売買が禁止されています。そのため、汚染土を処理してからその後の契約を行う必要があります。

古材を再利用する場合

古材の再利用を行う場合も追加料金の対象です。一般的な解体作業とは異なる作業(古材は捨てないでとっておく)が発生するからです。また、古材を買い取ってもらう目的であれば、なおさら作業(傷をつけないように古材の取り出しを慎重に行うなど)が発生するので別料金となり、費用は高くなります。

以上、何かとお金がかかる解体作業ですが、古民家解体の補助金制度もあるようです。こちらの記事を参照ください。

参考記事

古民家を解体する方法(統括)

古民家を解体する方法(統括)

解体という作業を楽しめるか、楽しめないか、お金を節約するか、時間と労力を節約するか(お金で解決するか)、選択はあなた次第です。

自ら解体するか業者に頼むかで、費用はかなり違ってきますので、物件が小規模、解体する箇所が小規模な場合は、時間も労力もさほどかかりませんので、自ら解体することをオススメします。

尚、事前に建築家など専門家とリノベーションプランを立て、そのプランに合わせて解体してください。建築家によっては解体手順をアドバイスしてくれたり、解体作業を面白がって手伝ってくれる場合もあります。また解体や廃棄物処理に詳しい人もいるので、何でも相談できる良き専門家に知り合えると古民家リノベーションは俄然楽しくそしてスムースに進んでいきます。

古民家リノベーションの最初の一歩、リノベーションプラン構築については以下の記事を参照にしてください。

古民家リノベーション
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