腹筋を使う「カパラバティ」と呼ばれるヨガの呼吸法があります。
腹筋は勿論、消化器系臓器を鍛えると同時に、その呼吸法により呼吸器気道粘膜と肺を鍛え、自然治癒力=自己治癒力=免疫力を高めることで、コロナやインフルエンザなどウイルス、そして花粉に負けにくい体質にしてくれます。
カパラバティ「kapalbhati」とは、サンスクリット語のkapal(頭蓋・前頭)とbhati(光・輝き・知覚・知識)のこと。頭をスッキリ冴えさせる効果もあります。
では、さっそくやってみましょう。
ヨガの呼吸法「カパラバティ」の実践法
楽な姿勢で座りましょう。
背筋をのばして、胸を張りましょう。顎は軽く引きます。
顔、肩、喉、首もリラックス。力を抜きましょう。
鼻で呼吸をします。口は軽く閉じておきましょう。
静かに深く、ゆっくりと。吐く息とともに、身体の余計な力も抜いて。
もう一度、深く息を吸って、、、
今度は、下腹部にギュっと力をいれ、お腹をへこませます。
体内の空気を鼻から出します。「フッ」
すぐに、おなかをゆるめます。
最初はゆっくり。お腹をへこませて、自然に鼻から空気が抜けていく感覚をつかみましょう。
1秒から1.5秒に1回のペースで30回ほど続けます。(回数は体力にあわせて調整を)
体内の全部の空気を、おなかから吐き出すようなイメージで、吐くことだけに集中。
おなかをゆるめると、自然に空気が入ってくるので、吸うことは気にしなくても大丈夫。
出来るだけ同じリズム(間隔)で、出来るだけ勢いよく、空気を全部吐き出す。
鼻が出たら一度休止して鼻をかんでOKです。
鼻をかんだら続けましょう。1ラウンドは30回程度。
最後、ゆっくりと深く、全部の空気を吐き出します。
そして、出来るだけ沢山の空気をゆっくりと吸って、出来るだけ沢山の空気をゆっくりと吐き出してリラックス。
落ち着いたら、もう1ラウンド。
今度は、もうちょっとスピードを上げて、回数も増やしてみましょう。(40〜50回程度)
カラダの空気が全部入れ替わり、全身の細胞が活性化していることをイメージしながらやるのが大事です。
カラダが一気に暖まり、頭もすっきり、そして腹筋も鍛えられます。
ゆっくりでも、慣れるまでは少ない回数でも、大丈夫。
1回ごとの動きを丁寧に続けてみましょう。
気ばかりあせると、気がついた時にはおなかの動きと吐き出す「ふっ」がズレていることがあります。それでは、ちょっと効果薄です。
私は毎朝やっています。ちなみにこれをはじめてからインフルエンザとは無縁!腹筋もいい具合に鍛えられています!)
眠気を覚ましスッキリさせる効果もあるので、おすすめは朝です。
「カパラバティ」に期待する効果
- 免疫機能が高まる
- 脳や呼吸器系、血液が浄化される
- 喘息や副鼻腔炎の症状が和らぐ
- 二酸化炭素の排出を促し、酸素の吸収が高まる
- 消化器官や腹筋の弾力が高まる
- ストレス解消
- マイナスエネルギーの解放
- 思考力や直感力の向上
「カパラバティ」の注意事項
- 高血圧の方はゆっくりと、妊娠中は避けましょう
- 頭痛のある方は、ゆっくりと、あるいはお休みしましょう
- 食後、就寝前(身体が元気になります)は避けましょう
- 途中でくらくらしたり、頭が痛くなったら休みしましょう
「カパラバティ」とその他の心身調整メソッド
いろんな健康法がありすぎて何をやって良いのか判らないという人、今までいろんなものに挑戦しお金と時間をかけてきたけれど、イマイチ効果が実感できなかった人、最初は盛り上がるけれど長くは続かなかった人、そして今現在、ココロやカラダに何らかの悩みや不安、不満があり、何とかしたいと思っている人、そんな人にオススメしたい「心身調整メソッド」をNOTEに記しました。
誰でも、今すぐにでも、始められる超簡単でお気楽な健康法です。
「カパラバティ」含む『ココロとカラダにアクセスして調子を整える5つの呼吸法』と『ココロとカラダの潜在的パワーを呼び覚ます5つの瞑想法』、合わせて10のメソッドはこちら(↓)です。