無料物件の探し方とメリットデメリット、契約時の注意点。

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住まい
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高齢化や過疎化が著しい地方では、長く放置されている空き家が社会問題になっていて、そんな古民家や築古物件を無償譲渡しているケースが少なくありません。

田舎暮らしに憧れるけど資金がない、あまりお金をかけないで移住したい、または、古民家を再生(リノベーション)したい、そんな人のために、無料物件の探し方とメリット・デメリット、そして契約時の注意点について解説します。

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無料物件は「空き家バンク」で探すのがセオリー

無料物件は「空き家バンク」で探すのがセオリー

地方には空き家は沢山存在します。長く空き家にしていると、防犯上も防災上も良くないし、長く放置され朽ち果てた姿は、せっかくの里山の景色を台無しにするので、社会問題になっていて、無料でも引き取ってほしい物件も少なくありません。

空き家対策に積極的な地方(自治体)は、補修改装のための補助金を出して、定住者となることを条件に、引き取り手を探しています。

各自治体(市町村)サイトには必ず、移住定住の窓口があります。有償物件と合わせて無償物件や補助金・助成金の情報も紹介しています。まずは気になる地方(自治体)のサイトを覗いてみてください。そのサイトの物件は空き家バンクに登録されているものです。空き家バンクとは自治体毎に管理され情報更新される空き家物件情報です。

売却や賃貸の物件が中心ですが、タイミング次第で無償譲渡される物件に出会えます

各自治体(市町村)サイトを定期的に覗くことで、無料物件のチェックと同時に、有料物件の相場観や町の様子、移住者受け入れ態勢、支援体制、補助金情報、そして移住先の自治体の姿勢が確認することができます。

サイトがきちんと運営管理されている地方(自治体)は、移住定住者の受け入れにも積極的なので、物件も仕事も探しやすく、移住者に優しく、暮らしやすい地方だといえます。

中には、情報も雑で殆ど更新されていない不親切な自治体もあります。表向きは移住定住ウエルカムをうたっても、こういうところで本性が現れます。

▼参考記事

移住定住に積極的な地方(自治体)であれば、直接問い合わせをして、希望する物件=無償譲渡物件があれば知らせてくれるようお願いすることも可能かと思います。

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手っ取り早く無料物件を探すには「みんなの0円物件」

悲しいことに「空き家バンク」は、各自治体によって制作管理された正にお役所仕事の成果品なので、見にくかったり、情報量が少なかったり、登録が必要だったりと、使いにくいのが実情です。

無償譲渡・0円物件の不動産マッチング支援サイト「みんなの0円物件」というサービスがあります。

【みんなの0円物件】無償譲渡物件の不動産マッチング支援サイト
無償譲渡・0円物件の不動産マッチング支援サイト

今、田舎暮らしのための無料物件を探すのであれば、ここで探すのが最も手っ取り早い方法かもしれません。

未だ物件数は少なく、情報元も「空き家バンク」と同じ物件が殆どのようですが、更新頻度も頻繁だし、何よりもこちらのほうが説明も詳しくて親切です。

無料物件を探すことだけが目的であれば、先ずはみんなの0円物件で検索してみるのも良いかもしれません。

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無料物件は「現地」で探し「直接交渉」するのがベスト

しかし、これからの人生の基点となる大切な住まいです。いくら物件自体が無料とはいえ、移住の決め手となるのは、良い地域の良い物件との出会いがあってこそだと思います。

良い物件と出会うための最良の手段は、面倒ですが、希望する地に何度も足を運び、空き家を自力で探して直接交渉するという方法です。

移住者定住者の受け入れに積極的に地域(自治体)であれば、役所に出向いて相談しても良いのですが、それよりも自分の足で歩いて探し、これだ!と思った物件の周辺をウロウロして家主を探しあて交渉することをおススメします。

良い物件との出会いは“縁”です。そこが本当にあなたに合う家(場所)であれば巡り合わせてくれます。気に入った場所、気に入った物件があれば、何度も通ってみてください。

現地での物件の探し方はこちら↓にも記しましたので参照ください。

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無料物件のメリット・デメリット

無償譲渡物件のメリット・デメリット

無料物件のメリットは、なんといっても、無料(ただ)で住む家が確保できるということ。住宅や土地が無償(無料)で手に入るのですから凄いことです。

但し、リフォーム・改修が必要です。

空き家、無料物件の殆どは、残置物(家財道具や廃棄物などがそのまま残っている)があったり、長く放置され傷みも酷く、改修や改装が必要な物件です。そのまま住める物件は無いと思ってください。

どんなにボロ家でも平気、どんな場所でも暮らしていける、そんな屈強な人であれば完全無料で暮らえるでしょうけれども…、廃棄物処理の費用やリフォーム費用など、多少のお金は必要です。

また、無償譲渡にかかる手続きが煩雑なので専門家にお願いすることになります。

通常、不動産を売買する場合は、ほとんどのケースで不動産業者が間に入るため、仲介手数料を払うだけで、売買条件の交渉をはじめ売買契約締結から引き渡しに至るまで不動産業者がやってくれますが、空き家の無償譲渡物件の場合は、基本的に不動産業者は間に入りません。

建物・土地の調査や所有者との交渉、贈与契約書の作成や登記に必要な書類の準備など、手続きを自分で行うことになります。不明な点は、役所や税務署などに自ら出向いて相談・確認しなくてはなりません。

さらに、空き家の無償譲渡を受けた場合、土地・家屋両方の贈与を受けたことになるので、贈与税や不動産取得税が発生する場合もあります。

また、空き家を譲り受ける場合には、所有権移転登記が必要となり、登録免許税がかかります。さらに、固定資産税が毎年かかります。地域によっては都市計画税も毎年かかります。

※不動産の無償譲渡にかかる諸費用については「みんなの0円物件」にわかりやすい解説記事がありますので参照ください。

無料物件は契約トラブルに細心の注意が必要

無償譲渡は契約トラブルに細心のの注意が必要

そのように、不動産の無償譲渡を受けるとなると様々な手続きが必要となるので、譲渡手続きにおいても書面でシッカリと契約締結しないと、思わぬトラブルが生じることになります。

例えば、後になって、過去に事故や事件があった土地であることがわかったり、建物に水漏れの発生や給排水管の故障があったり、等など、物件に欠陥・不具合が認められた際には、契約書が残っていれば問題を解決しやすくなります。

法的には、口頭での約束も契約として成立しますが、トラブル時に「言った」「言わない」の水掛け論にならないためにも、不動産贈与契約を書面で締結しておくことが大切です。

メリットがあると同時にデメリットや注意点も少なくないのが無償譲渡物件です。

それでなくとも不動産の取引においては、専門的な知識が必要で、何かと売り手(譲渡の場合は所有者)が有利になっています。

特に、無償譲渡の場合は、不動産業者も介さない取引なのでリスクも大きいです。なので、多少費用がかかっても専門家にお願いするのが賢明です。

以下は様々な法律の専門家を全国1,000以上の登録事務所から紹介するサービスです。紹介は無料。紹介先が気に入ってから正式契約となるので安心です。

田舎暮らし用に無料で良い物件に出会えたら、個人で動かずに先ずは以下で専門家を手配して一緒に動くことをおススメします。

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