移住先が決まり、これから住む家の準備が整ったら、いよいよ引っ越しです。
長距離(遠距離)の引っ越しは費用も時間もかかるし、何より今まで慣れ親しんだ家や地域と別れることになるので、移住時の引っ越しはかなり負担になるものです。
そんな負担感を軽減するために、移住に伴う長距離引っ越しを少しでも安く楽にやる方法を紹介します。
【地方移住者向け】長距離の引っ越しを出来るだけ安く楽にやる方法
長距離の引っ越しをする場合、最も気になる(負担を感じる)のは、費用です。
500kmの遠距離引っ越しの場合の相場は、家族4人分の荷物想定で20~30万にもなります。
無論、条件によって金額は増減しますが、同じ条件でも依頼する引っ越し業者によって大きく違います。なので、引っ越しは複数社に見積してもらい比較して依頼先業者を決めるのが常識です。
PR)複数の業者から一括で見積が取れるサービスです。もちろん見積は無料です。
>引っ越し料金見積一括比較
でも、見積を依頼する前に、以下の項目の調整を試みてください。
- 荷物の量
- 引っ越し時期
「荷物の量」と「引っ越し時期」を調整することで、万単位で引っ越し費用を安くすることが可能になります。
長距離引っ越しを安くする方法①荷物の量を減らす
これは是非やりましょう。
特に都会から地方(田舎)に移住する場合は、生活環境が大きく変わるので、今まで使っていた家具やインテリア、そして衣料品も、ほぼ全て買い替えることになります。それら都会で使っていたモノの殆どは、田舎の暮らしに合わない、使い物にならないのです。
引っ越し荷物の量を減らすためにも、この機会に思いっ切り断捨離しましょう。
でも、どうしても捨ててしまうのが勿体ないと思うモノは、ヤフオク、メルカリで売ってください。愛着があったものが高く売れると嬉しいものです。
しかし、ヤフオク、メルカリだと出品の手間や相手への応答、梱包の手間、到着後の返答など、いろいろと面倒なので、リサイクルショップの買取サービスで引き取ってもらえば手間要らずで一気に片付きます。
PR)様々な分野の鑑定士があなたのモノの価値を査定し買い取るサービスです。
>全国対応!最大20社の買取価格の比較なら【おいくら】
長距離引っ越しを安くする方法②引っ越し時期を業者の閑散期に合わせる
荷物の量を減らすよりも時期を調整するほうが安くなるケースもあります。
引っ越しのタイミングが決まっていないのであれば、12月中旬~翌4月中旬は避けて引っ越しの日程を検討しましょう。転勤シーズン(4月,7月,9月,10月)や土日祝日、そして大型連休も避けたほうが安くなります。
そこまでの日程調整が難しい場合は、見積の際に業者に相談してください。一日ずらすだけで、または時間をずらすだけでも、相当料金が違ってきます。
なお、長距離引っ越しの場合は、荷物到着まで時間(日数)がかかるので、それも頭に入れて日程を検討する必要があります。
実際にどれだけかかるのでしょうか?
【引っ越し業界標準の到着日数目安】
- ~100kmまでは当日着
- 〜200kmまでは当日着※午後便だと翌日の場合も
- 〜600kmまでは翌日着
- 〜1000kmまでは翌々日着
- 〜1500kmまでは3日後着
- 〜2000kmまでは3~4日後着
- 〜3000kmまでは4~5日後着
大都市間の引っ越しであれば、高速道路などアクセスが良いので、同じ長距離でも早く到着できることもあります。が、地方の山間部や沿岸部でアクセスが悪い場合は時間がかかります。特に、北海道や沖縄、離島への引っ越しの場合は、航空機や船を利用することになるので、その分時間がかかるのは勿論、別途コストも発生します。
また、「荷物の量」によっても到着日数は異なります。
荷物が多ければコストも時間もかさむので、出来るだけ「荷物を減らすこと」を優先にするのが賢明です。
荷物が減らせれば、引越しトラックを複数の依頼者で共有する「混載便」や「帰り便」、JR貨物とトラック便併用する「コンテナ便」など、お得なサービスを利用することが可能になるので、引っ越し費用は格安になります。
それらお得なサービスの名称は、引っ越し業者によって異なりますが、見積の際に「荷物の量」を伝えることで、利用可能なプランを提示してくれます。各社から見積もりが出揃ったら比較してみてください。
>PR)引っ越し料金見積一括比較
長距離引っ越しで荷物が少ない場合の裏技
荷物が少ないことが条件ですが、レンタカーを借りて自分達で運ぶ、という手段もあります。
が、実はレンタカー代に加えて、保険代やガソリン代、高速料金、乗り捨て料金など必要経費を計算すると、引っ越し業者に頼むほうが安かったり、荷物の上げ下ろしや返却場所への移動などの労力を考えると、引っ越し業者に依頼したほうが安心安全です。
レンタカーでの長距離の引っ越しは、ミニマリストレベルに荷物が少ないケースを除き、おすすめしません。
荷物が少ない場合の長距離引っ越しの裏技は、「宅配便」を使うことです。
宅急便であれば、
- 料金体系が明瞭(複数割引も有り)
- 年間を通じていつでも料金が同じ
- 見積もりの手間や時間が不要
- 日時指定が可能
なので、手配自体が楽。そして受け取りも楽です。
それに何よりも、料金も引っ越し業者に依頼するよりも安く済む場合があるのでおすすめです。
宅急便を使った場合の費用も計算し、引っ越し業者の見積と比較してみてください。
移住定住者向け引っ越し費用の助成制度
移住先の自治体によっては、移住者に向けた支援策として、移住するのに必要な引越し代の一部を補助してくれる場合があります。
引っ越しを決める前に一度確認してみてください。もしそんな補助制度があったら遠慮なく利用しましょう。
積極的にインフォメーションしていないケースもあり、引っ越した後から知って申請しようとしても受け付けてくれないことがあるので要注意です。
地方に移住して田舎暮らしの実質的スタートとなるのが「引っ越し」です。出来るだけ安くお得に、そして楽にやってください。