リタイア後の趣味としておすすめなのが家庭菜園。
リタイア後にやりたいことランキング、というのがあれば、家庭菜園はきっと上位に来るでしょう。
事実、家庭菜園で自分で作った野菜、しかも旬の採りたての野菜の味は格別です。
しかし、家庭菜園とはいえやることは農業と同じ。案外難しく結構な確率で失敗します。特にプランターなどではなく、庭(露地栽培)でより本格的にやろうとすればするほど失敗します。
農作物の栽培は一度失敗するとそれをリベンジするタイミングは1年後にしかやってきません。なので、出来るだけ失敗しないようにするための簡単な土づくりの秘訣を記しておきます。
初心者には難しい庭での家庭菜園
◎庭での家庭菜園の失敗例
- 種を蒔いても、芽が出ない。
- 芽が出たと思ったら虫に食われボロボロになる。または変色して枯れる。
- 苗を植えても、育ちが悪い。
- 育つ間もなく虫に食われボロボロになる。または変色して枯れる。
- なんとか生き残り育ったけれども、実成りが貧相。美味しく出来ない。
等など、マンションのベランダでプランターだと上手く出来ても、庭での栽培だと上手くいかないことがあります。
庭~野外で栽培することを「露地栽培」といいます。
露地栽培は自然の下で栽培するため、気候や土壌の影響を諸に受けるので、何かと手間をかけないと上手に出来ません。
なにせ自然が相手なので、その土地の条件下で何度も経験を重ねることでしかわからないことだらけなので、マニュアル本や他の人のアドバイスは役に立ちません。
だから、農業を本業とする人、特にこれから新規に農業を始める人の殆どが、作物に適した環境をコントロールできる「ハウス栽培(施設園芸)」を選択します。ハウス栽培のほうが簡単でマニュアル通りにやれば効率的でより多く収穫できるからです。
なので、露地栽培~庭での自家菜園、初心者が失敗するのは当たり前なのです。
でも、ハウスを設置するほどの規模でも無いし、何よりも野菜本来の旬とその味を味わいたい、という方のために、失敗しない露地栽培の秘訣をご紹介します。
庭でやる家庭菜園、失敗する原因は「土」。
自然の下に晒されるあなたの庭の家庭菜園。太陽や雨や気温は、コントロール不可能ですが、唯一、「土」は私たち人間が変えることが可能です。
「土」を改良しましょう。
勿論、あなたの庭の土全部を改良するのは無理があるので、家庭菜園ゾーンの「土」だけで構いません。畑の「土」をその地の条件下で最良にするのです。
そもそも失敗する原因の殆どは「土」にあります。
いくら自然豊かな田舎だからって、良い「土」とは限りません。
もともと畑だった場所でも、長年放置され雑草だらけの荒れ地になった土は畑には不向きです。また、かつて農薬や除草剤は勿論、化学肥料をバンバン使っていたような土も畑にはNGです。
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その土地が以前どのように使われていたかを正確に知ることは出来ません。なので、失敗したくなければ、ゼロから「土」を入れ替え、「土」を作り直すことから始めてください。
せっかくコンクリートの都会のマンションから、「土」がある田舎の一軒家に移住したというのに、面倒ですが、「土」を改良すること、それが屋外での家庭菜園で失敗しない’秘訣’です。
家庭菜園の簡単な土づくりのやり方
農業において「土」は、作り育てるものです。
なので、その基となる「土」は市販されています。ホームセンターに行くと何を買ってよいのか判らないくらい色々ありますが、以下の「土」を購入し投入してください。
>金の土
もし完全無肥料栽培を目指すのであれば、、
>銀の土
「金の土」または「銀の土」を家庭菜園ゾーンに十分量投入するだけです。
新しく投入したその土と、そこで育てる作物の作用で、時間をかけて土地そのものを最適に改良されていくのです。
最初が肝心です。最初に投入する「土」を間違えるとまたゼロから「土」づくりを始めなくてはなりません。
初めて庭でやる家庭菜園、気象条件に左右されやすい難易度の高い露地栽培。最初の「土」にこだわれば、失敗するリスクは減らせます。
その後は栽培する作物をマニュアル通りに育てればOKです。
私自身、家庭菜園には苦労させられました。本を読んだりホームセンターで聞いたりして、市販されている様々な「土」を使いました。経験者のアドバイスで独自に「土」を作ったりもしましたが、結局上手くいきませんでした。それが、「金の土」「銀の土」を使ったらすべて上手くいったのです。土職人が親切にアドバイスしてくれますので失敗はありません。頼りになりますし、リーズナブル。