【田舎の人が皆善人とは限らない!】地方で家を買う借りるなら適正相場を調べよう

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地方移住(田舎暮らし)を決意する決め手の一つに、良い物件との出会いがあります。

これからの生活の拠点です。物件選びの失敗はイコール”移住失敗”を意味するので、物件探しは慎重に最も時間をかけて行うべきです。

地方の物件は都会に比べてかなり格安だし、田舎の人は善人だという思い込みもあってか、つい、ろくに確認もせず契約しがちですが、ちょっと待ってください。

私が最初の移住に失敗した原因は、その物件についてが全てでした。

以前、私が移住を決めた物件は、廃屋同然の古民家で、フル・リノベーション(大規模改修改装)しないと住めない物件でした。

【田舎の人が皆善人とは限らない!】地方で家を買う借りるなら適正相場は調べておこう

家主が提示してきた家賃は3万円。今までの住居費と比べると想定外に安かったので即決。家の周辺に広がる畑(農地)も含めその賃料なら’格安’だ、と勝手に判断し舞い上がっていました。

無論、本人が’格安’だと思ってるのだからその時点では何ら問題はなかったのですが、後で近所の人から聞かされた周辺の相場を知って愕然としました。

この辺の空き家はどこも不良債権。誰か買ってくれる人がいれば御の字。ましてここの廃屋なんてタダでいいから誰かに譲りたいレベル。畑だってずっと耕作放棄されて使い物にならないよ。開墾だけでも相当金かかる。ぼったり。

その後、同じ地域に移住してきた人の賃料を知ることになって、また愕然。家に屋根付き倉庫そして畑付きでなんと月5千円。家も倉庫もリノベーション不要。畑もうちのよりも広大でそのまま使える状態の良いものでした。

‘格安’では無かったことは、私が事前に周辺相場を確認しなかったので仕方がないし、私的には’格安物件’だったので、まあ良しとしても、善人と信じて疑わなかった家主が悪人であることが何よりショックでした。

田舎の人=善人ではないことが研究で明らかに…

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地方の中古一戸建ての適正相場を知る方法

物件の相場を知るには、先ずはネットや雑誌で地方移住者向けの物件を検索し、それを基準に判断するのが常套手段です。

しかし、当然それらは不動産業者を介した価格です。

中には、移住者向け物件として、すでに改修・改装済みのキレイな物件もあるので、それら価格が地方の中古物件の適正相場ではありません。

移住者向け物件は移住者向け価格が設定されており、純粋相場よりは高いです。

本当に格安と言える地方の(田舎の)物件は、ネットには勿論、不動産情報誌に載らない(家主が載せる術を知らないので)長く空き家のまま放置されているような物件です。

リアルな相場を知るのに最も良い方法は、周辺住民に聞くことです。

それも一人ではなく複数人だと精度は高まります。無論、家主の親族や不動産業者など利害関係にない第三者であることが絶対条件です。

田舎の人はなかなか外部の人間と腹を割った話をしないことが多いので、どうにも話が聞けなそうな場合には、近所の神社の宮司や、寺の住職、派出所の駐在さんに聞くと親切に教えてくれるでしょう。

その物件(空き家)の歴史から周辺の相場、そして家主や近隣住民のことまで、不動産の話や人の評判など、田舎の人はその手の話が大好きなんです。

人を騙し自分だけ儲けようとするような人であれば、もう地元の人たちの間では有名だったりしますので、あまり評判のよろしくない人が所有する物件のときは、その土地(物件)とはご縁がなかったことにするのが賢明です。

どんなに場所が良くても、どんなに建物が気に入っても、どんなに価格が安くても、諦めましょう。後々、何かにつけて揉めることになり、折角の田舎暮らしなのに心が荒んでしまいます

契約後しかもリノベーションした後だと取り返しがつきませんので、必ず、物件探しの段階で、不動産(空き家)の相場はもちろん、家主の評判を聞いておくことをおすすめします。

参考記事

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畑(農地)付き物件にも気をつけて!

畑(農地)付き物件にも気をつけて!

地方移住(田舎暮らし)に憧れる殆どの人は、畑や田んぼなど、自給自足までは無理でも自分たちで野菜や米を作りたい、と思っているのではないでしょうか?

ゆえに、物件が”畑(農地)付き”であることを条件にする人もいるでしょうが、この畑(農地)が厄介なのです。

先ず、農地は原則、農業従事者でなければ購入することは出来ません。

参考記事

たとえ、農地を所有(購入)または借りることになっても、原則、畑(農地)を勝手に開墾し勝手に作物を植えてはいけない、のです。

地域には農業委員会なる農地を監視するための組織があり、その組織曰く、「農地を整備するには図面と何の作物を植えるかの計画書を提示して許可を得ないといけない、」というのです。

長く耕作を放棄地されてきた景観的にも土壌的にも文字通り荒れていた荒地を、開墾しきれいに整地し畑にしようとしているに、農業委員会的には無断ではなにもやらせない、耕作放棄地のまま手をつけるな、というわけです。

この話は実話です。地域によって、または農業委員会でもその時の担当者によってもその言い方は異なるらしいのですが、畑(農地)付きの物件の場合、ここを耕作して良いか、ここで何作っても良いかを、事前に地主に確認をとり書面にしておくことが賢明です。

田舎暮らしの最初は、都会とは違うこと、知らないこと、理不尽なことで、何かとトラブります。だた、それらも事前に想定していれば防げますので、失敗しないために、本サイトを参考にしていただければと思います。

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