農業はとても魅力的な仕事です。会社を辞め地方に移住して農業したい!という気持ちはとてもよくわかりますが、現実はイメージしているのとはちょっと(かなり)違います。
また、農業だけで生計を立てている人はごく一部。本気で農業をはじめたい、農業で成功したいのであれば、以下の体験機会を利用して、あたらめて意思の確認と意識づけすることをおすすめします。
脱サラし地方に移住して本気で農業を始める最初の一歩
農業は全くの素人が独学で始めるには極めてリスクが高い仕事です。
必ず体験する・勉強することから始めましょう。
国(農林水産省)が助成している「農業インターンシップ」や「農業大学校」「農業専門学校」をはじめ、各自治体やJA、各農業法人など、様々な農業体験機会があります。
時間と費用がかかりますが、自己投資と思って必ず体験してください。勉強してください。それが農業で成功する(失敗しない)ための必要条件です。
農業体験機会について一つづつ解説します。
農業インターシップ
農業インターンシップとは、実際の農業の現場で短期就業体験する制度です。農業法人などで実際に働き、農業が自分に合う仕事かどうか、自分に必要なことは何か、実際の現場で確認できます。
▶️農業インターンシップの受け入れ先(体験先農業法人)の検索はコチラ(全国新規就農相談センターにリンクします)
▶️学生の方の農業インターンシップの申込先はコチラ(全国新規就農相談センターにリンクします)
▶️社会人の方の農業インターンシップの申込先はコチラ(全国新規就農相談センターにリンクします)
体験できる仕事や作業内容、作業時間(期間)などは受け入れ先によって異なりますが、基本的には1日8時間、1週間のうち40時間を超えないよう休日を設けることが原則となっているので安心です。
上記の受け入れ先以外でも、農業法人など農家が直接募集している場合もあります。その場合は直接申し込んでください。
また、募集していなくても、交渉次第で体験できることもありますので、もし自分が体験してみたい農園・農場などがあれば、直接交渉してみてください。
農業大学校・農業専門学校
農業大学校・農業専門学校とは、総合的に農業の知識や技術を学ぶことができる道府県立農業大学校や民間などで運営する農業に特化した研修教育機関です。
農業の知識ゼロ、漠然と農業をやりたいと思っている人、就農したい地域や栽培したい作目も決まっていない、、そんなど素人でも全然OKです。
2年制から数ヶ月、または、週末や夜間に受講できる研修やオンライン講座などの通信教育コースなどもあるので、社会人が働きながら学ぶことも可能です。
▶️農業大学校・農業専門学校の案内はコチラ(農林水産省HPにリンクします)
自治体やJA
農業を始めたい地域や、栽培したい作物が具体的に決まっている人は、市町村やJAが行っている農業研修に参加するという方法がおすすめです。
研修の内容や期間は地域によって異なりますが、座学による基礎研修と実際の農家での指導による実践研修の2段階方式でやるのが一般的です。実際に就農する地域(移住先)での研修になるので、その期間に地域社会との人的ネットワークを築くことができるのも魅力です。
研修費用や研修中の生活費用に関する支援や、研修修了後にスムーズに就農できるように農地や農機具をあっせんしてくれるケースもありますので、各自治体や各JAに確認ください。
▶️JAによる就農支援情報はコチラで検索できます。(JAグループHPにリンクします)
▶️全国の都道府県・市町村の就農支援情報はコチラで検索できます。(全国新規就農相談センターにリンクします)
農業法人で働きながら体験する・学ぶ
農業法人に就職し実際に働きながら農業を学ぶという方法です。
農業法人で学ぶメリットは、法人化して成功している農業の現場を体験できることです。これから本気で農業を始める人にとっては、小規模ではなく大規模な農業とその経営を間近でみることはとても有意義です。
農業法人で働き続けるも良し、独立して就農するも良し、この経験はどんな形で農業をやっていくことになっても、貴重な財産になります。ゆえに、自分がやりたい農業のスタイルに合った農業法人を選ぶことが重要となります。
▶️全国の農業法人の求人情報はコチラで検索できます。(全国新規就農相談センターにリンクします)
移住も就農も未定だけど興味がある方へ
貸し農園・体験農園
もっとも手軽な農業体験機会です。これで農業にハマる人は多いです。これでもっと大規模にやりたい、本格的に農業がしたくなる人もいれば、貸し農園で十分満足する人もいます。
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農泊
農泊とは、農山漁村において日本ならではの伝統的な生活体験や地元の人々との交流を楽しむことができる農山漁村滞在型旅行のことを指します。
農泊.net
コンセプとは「アグリツーリズム(グリーンツーリズム)」と同じです。
緑豊かな山村農村、農家に滞在して、農業体験を主目的とした余暇活動するツアープログラムは、案外たくさんあるのです。就農する地域=移住先探しにもオススメです。
まとめ(脱サラも移住も農業も自分の意思確認が大事)
以上、本気で農業を始めるための最初の一歩、農業体験機会について紹介しました。
上記はすべて自己投資であり、これから本気で就農するか、本気で地方移住するか、その意思を見極めるための大事な時間になります。めんどくさがらず、焦らず、ケチらず、自分の意思が決まるまで続けてみましょう。そうすることで失敗や後悔は無くなります。
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